「やりたいことを、支えてくれる。」

先輩インタビュー
福祉学部出身
H.Mさん

  • 業務内容

    就職してから5年ほど24時間体制の入所施設で生活支援員として勤務しましたが、現在は資格を活かして相談支援専門員として働いています。福祉サービスを利用されている方の生活状況やサービス利用にあたっての充足度、悩んでいることなどを聴き、意思決定支援を行うのが主な業務で、加えてご家族や事業所の職員さんにもお話を聴きます。聴く内容は利用されている方それぞれに異なりますが、まずはその方がどうしたいのかをしっかり聴き、そのために何をすればいいのかを一緒に考える。「どんな仕事をしている人かよく分からない」と最初は理解してもらうまで時間がかかってしまうこともありますが、とにかく対話を重ねることが大切だと考えています。

  • ゆたか福祉会を選んだ理由

    自分がやりがいを感じられて、なおかつ社会に貢献できるような仕事がしたいと思い、大学では福祉系の学部に進みました。3年生の時に社会福祉士の試験資格を取得するための実習を受けたのですが、児童発達支援事業所で子どもたちが成長する姿を見ながら信頼関係を築いていく過程にとても大きな充足感を得たんです。「福祉の仕事に就こう」と思ったのは、その時でした。ゆたか福祉会を選んだ理由については、より幅広い世代の方と関わることができると感じたからです。福祉のなかでも障害分野の地域福祉を担うゆたか福祉会では、児童や高齢者といった年齢による区分がありません。そして、一人の方と長く関わりながら、その方の人生を支えることができる。私はそこに大きな魅力を感じました。今年で勤務して11年目になりますが、その気持ちは現在も変わりません。

  • 相談支援専門員になることを志願した理由

    先ほどお話ししたように、私は一人の方と長く関わりながら、その方の人生を支えるために福祉の仕事を選んだのですが、なかでも相談支援専門員は、私の考える「福祉」に最も近い領域だと感じたんです。資格も取得していましたし、次のステップを考えるうえで異動希望を提出し、相談支援専門員の仕事に巡り合うことができました。そういった希望をしっかり聞いて、やりたいことをやらせてもらえる点も、ゆたか福祉会の魅力のひとつだと思います。

  • どんなことがやりがいか。

    やはり、なかなか心を開いてくれなかった方が、次第に自己開示してくれるようになるとうれしいですね。対話を重ねる過程で、以前は話してもらえなかったことを今回は話してもらえるようになると、大きな進歩を感じます。利用される方々はさまざまな障害を持っていますが、人の悩みは障害の有無に関係ないのだと思います。対人関係の問題であったり、価値観の相違であったり、障害のない私たちが日頃から感じていることと変わりません。そういった相談を受け、人生に伴走させていただけるところが、この仕事の魅力です。

  • 過去と今での福祉の認識

    それを本当の意味で実感するにはまだまだ経験が足りませんが、着実に多様化・細分化が進んでいることは確かだと思います。福祉と聞くと、多くの方は介護を連想されるかもしれませんが、ゆたか福祉会の事業は多岐に渡っていて、それぞれの職員の専門性がとても高いんです。ですから自分の業務内ではフォローしきれない問題だと思ったら、別の職員さんの知恵をお借りすることもできる。それはとても幸運なことです。今後ますます多様化していくこの世界のことを幅広く学べる環境が整っていると思います。

  • 求職者へのメッセージ

    ゆたか福祉会は、誰かの人生に深く関わり、伴走者になることによろこびを感じる方なら、とてもやりがいを感じられる職場です。障害のある方をサポートするだけでなく、私たち職員が教えられることも多く、毎日何かしらの学びがあります。最初にお話ししたように、私は自分がやりがいを感じられて、なおかつ社会に貢献できるような仕事をしたいと考えて福祉の道を志しましたが、ゆたか福祉会でなければ今ほどの充足感は得られなかったと思います。福祉の将来と自分の将来をイメージしながら、一緒に働いてみませんか?